社長ブログ

36. 祝 メンバー5000 名 !!

AS/400 Tips & Techniques もおかげさまでメンバー数が5000名に達しました。
1999年に as400-net.com を開設して以来21年目の5000名メンバー到達です。
 
初めはNEWS/400という米国雑誌の記事や個人の知り得たテクニックを
公開するところから始めました。
当時は個人や法人でもIBM iの開発テクニックを公開しているサイトが
増え始め相互リンクなどもありましたが最後まで残っているのは
AS/400 Tips & Techniquesだけではないかと思います。

今では開発の途上で知り得た知識やテクニックを余すところなく
公開しているつもりです。
またIBM解説書などを読んでも理解しにくい点や最近ではCCSIDの関係で
日本語環境では動作しないRPG命令にも動作の方法など解説を
加えています。
IBM解説書などマニュアルには掲載や解説のない部分についても
AS/400 Tips & Techniquesで解説しています。

内容が難しいと評される人もいるようですが日本国内のIBMユーザーの
技術レベルの向上が目的ですのでより高度なことも目指して
頂きたいと思っています。

あるソフトウェア・ハウスの技術担当がご自分の会社の掲示板で
ユーザーからの質問に対して「これは弊社のノウハウなので教えられません(笑)」と
公開を避けておられるのを見て何と狭量なことかと驚きました。
たかだか知り得たノウハウくらい教えてあげればよいのにと
思ってしまいました。
確かに競合他社に知られるのは不味いのかもしれませんが
そのときは自社は次の新しい技術に進んでいればいいことかと
思います。
これを聞いて弊社ではより積極的に知り得た技術の公開を
行うようになりました。
今では未発表の開発中の製品の技術でも公開しています。

私は学生のころアマチュア無線の趣味があり「CQ」という
雑誌を購読していましたがその中で読者の Tips & Techniquesの
コーナーがあり読者からの投稿でこんな簡単な工夫で
こんな大きな効果があるというような記事をいくつも読みました。
私に怠け癖があったのかもしれませんがほんの小さな努力で
大きな成果が得られる Tips & Techniquesは楽しく読ませて頂きました。

その下地が今日の AS400 Tips & Techniques になったのだと
思います。
Toolsなどで公開している技術は海外の技術力にもひけはとらないと
思います。
最近公開されているIBM関連の技術情報サイトでも
海外の記事の丸写しやマニュアル丸写しで想像だけで
あたかも動作するように書いている記事が目立ちます。
これは十分な知識のないままに日本IBMのSEの記事にも目立ちます。
恐らくテストもせずにマニュアルを丸写しでさも動作するかのように
書いている記事でもちろん動作しません。
十分な知識や経験のないままに公開すると読者が
迷惑するだけです。
i5/OSのリリース・アップに伴い今では日本語環境では
動作しないRPG命令もいくつかありますが記事の執筆者は
実験もしたことがせないのでそのことがわからないようです。

また競合のベンダーとして海外からの輸入ソフトウェア製品がまともに
動作しなくて買っただけで運用を諦めたお客さまがなんと多いことか!!
でもまともに動作しない海外製品を涼しい顔をしていまだに
売り続けているベンダーも数多く存在しています。

ある輸入ベンダーの会社のプログでは自分の会社の近くの
さしみ定職が旨いだとかラーメンがせうまいとかばかりで
どうもお客さまのことには感心がないようです。
私は最後には良い製品だけが生き残ると信じていますが
このような会社ではないと願いたいものです。

買ったはいいが実用的に使えない海外製品に苦労している
お客さまには心が痛みます。
歯がゆい思いでいっぱいです。
特約店の推奨というだけで買ってしまってご苦労されている
お客さまが本当に跡を絶たないのです。
罫線はサポートされない、XボタンでJOBは残る。
JOB名は使えない。パフォーマンスは悪い。

これからはこういう製品で苦労しないように日本の技術力を
高めていってほしいと願うばかりです。
いまや日本の技術力は海外の比ではありません。
日本のユーザーの希望を反映できるのは日本製品だけです。
ご存知でしょうか?
IBMの世界最大のユーザー数の国は日本です。
海外ではトップダウンの経営のためパッケージ化が進み
そのためIBMからUNIXやLINUX, Windowsへのリプレースが
進みました。
これに対して日本の経営は合議制であるため
細かな意見や希望が反映されたその会社独自のシステムと
して成長しました。
このため容易にはパッケージにはリプレースできないのです。
結果的に日本がIBMの世界最大のユーザヘー数大国として
残ったのです。
このことを私も米国のFacebookで驚きました。
世界最大のIBMユーザー大国で開発された誇りある日本製品を
お使いください。

そしてAS400 Tips & Techniquesでこれからもお客さまと
成長して行きたいと思います。
時には面白くない記事や難しい記事もあるかもしれませんが
公開している私たちも備忘録としてAS400 Tips & Techniquesを
いつも調べて活用しています。
日本のIBMユーザーにし最高の技術を届けて生きたいと
思っています。
これからもIBMユーザーの皆さまと歩んで行きたいと思います。
いつもありがとうございます。