社長ブログ

32. バー・コード・リーダー

次にオフィスクアトロで計画しているのが
ソフトウェアによるバー・コード・リーダーです。
これはスマート・フォンなどのカメラ機構を持つ情報端末で
バー・コードやQRコードを撮影して読取るものです。
 
つまりスマート・フォンでバー・コードQRコード
読取るだけでその内容がフォーカスのあるフィールドに
表示されるというものです。

■ハンディ・ターミナルの終焉

これはハンディ・ターミナルと全く同じ機能です。
しかしハンディ・ターミナルはご存知のように
高額でありながらWindowsCEが2021年4月にサポート終了に
なるとハンディ・ターミナルも使えなくなってしまい
買換えが必要となってしまいました。
 
現在は後継機種のAndroydをベースとするハンディターミナルが
発売されていますが高額なハンディ・ターミナルをまた
購入しても同じことがまた起こることは容易に想像がつきます。
 
ソフトウェアによるバー・コード・リーダーであれば
もとよりハード・ウェアは一切無いのですから
買換えというこのような問題は起こりません。

元よりハンディ・ターミナルは高すぎます。
一台38万円~というのはいかにも高額でこれでは
この機会にハンディ・ターミナル離れが起こるのも
無理はありません。

■JavaScriptによるバー・コードの読取り

 
現在、多くのJavaScriptライブラリーを調べましたところ
バー・コードを読むためのJavaScriptライブラリーは
公開されているもののいずれもSSL通信を必要とするものばかりです。

・MS-IEは使えない。

SSL通信が必要

との制約があるものがほとんどというかすべてです。
 
そこでオフィスクアトロでは通常のHTTP通信だけで
IBM iと通信できる仕組みの実現を急いでいます。
IBM iにSSLを設定するのはお客さまにとって敷居の高い話に
なってしまうからです。
コストも手間もかかってしまいます。

今のところ既にいくつかの方法を発見していますが
パフォーマンスや読取り精度でハンディ・ターミナルと
互角に渡り合える方法の実現を目指しています。

オフィスクアトロによる開発ですから必ずや
ご期待に沿えるものをリリースする覚悟であります。
進捗は追ってご報告申し上げます。
楽しみにお待ちください。