社長ブログ

23. 印刷の編集

SpoolライターVer5.0に最後に残されていた大きな機能が
スプールの編集機能です。
これまでセミナーの都度、多くのお客さまよりご要望がありました。
スプールの編集といっても出力されたスプールを編集することでは
なくスプールを編集することによって印刷設計そのものを
編集するということです。
 
他社製品を調べてみてわかったのですが
スプールの編集という製品もありましたが
これは単に出力されたスプールを編集するというだけでした。
それならスプールは簡単にCPYSPLFでファイルに変換できますから
これをSEUで編集すればよいことであまり魅力は感じません。

画面設計はSDAで簡単にできるのですが
印刷設計は本当に面倒です。
 
印刷設計を編集するというのもありましたが
印刷設計ができますと唄っているツールは
すべて新規の業務だけでした。既存の印刷設計の変更は
できません。しかし新規だけですとは書かれていません。
これは印刷するのではなく印刷データをWindowsで用意した型に
流し込むだけの製品です。
Windowsからの脱却の要望が多い今の時代では
時代の逆行となってしまいます。
これも印刷とは言えません。
このような方法であればオープン系の市販のソフトで
安いものがいくらでもあります。
しかも既存の印刷業務をこの方法で変えるのは
ほとんど不可能です。
やはりそれはどこにもありませんでした。

さてSpoolライターVer5.0で目指しているものは
実際に出力されたスプールを編集することによって
元の印刷設計を変更するという今までにない方法です。
新規であっても印刷項目を適当に配置しておいてから
SpoolライターVer5.0の編集で再デザインし直せば
よいのですから新規の印刷設計はかなり楽なものとなります。

考えてみてください。印刷項目はDDSで +1で1桁ずつずらしてとりあえず
記述しておいて後はこの編集でマウスで移動すればよいだけです。
 
もちろん既存のスプールも変更すれば印刷そのものを
変更することができます。
新たに項目を追加することもできます。

この原理はシンプルでスプールを変更することによって
その変更データを保存しておき次回からの印刷では
この変更データに従ってスプールを変更すればよいだけです。
 
よいだけです」と書きましたがスプールを
表示するまではできたとしてもそれをマウス
ドラッグ&ドロップしたり図形も挿入できるようにするには
フロント・エンドの高度な技術を必要とします。
また変更データに基づいてSCSデータを新たに生成して
それからスプールを起こすのも高度な技術が必要となります。
スプール–>データ–>スプールの処理が必要です。
(実はこの部分をIBMに相談しましたが
「いろいろ調べたのですがわかりませんでした。」
という回答でした。もちろんオフィスクアトロでは
解決済みです。)
 
弊社ではフォントの変更やバー・コード、QRコード、
図形の挿入などの機能をSCS印刷に追加してきた技術があります。
マウスで印刷項目を移動させるだけでなく
マウス操作だけでフォントを変更したり図形や写真も
あなたのデスクトップPCからアップロードして挿入して
印刷させるアーキテクチャーがもう既にあります。
バー・コードの指定も簡単です。
これらの操作はDDSに記述する必要すらありません。
すべてはマウス操作だけなのです。
いかにすごい変化になるかおわかりでしょう?
マウス操作だけでこれらの印刷設計が可能となると
印刷開発のイノベーションであり人手不足の解消も
解決することができます。

このようにスプールを修正して印刷設計の変更に
反映するという考え方は今までにはありませんでした。
これは5250ハンドラーの発明に匹敵する新しい着想です。

罫線のドラッグ&ドロップも弊社の優秀なSEが実現してくれるでしょう。
弊社のHPでの製品紹介ページでも弊社のデザイナーが面白いことを
考えてくれていますので楽しみです。

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豊富な機能になりますので一回のセミナーだけでは
紹介しきれないと思います。
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