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75. 初めてのIoT接続に成功しました

連日にIoT(=InternetOf Things)の話をしていますが
それほどIoTは今後の企業の未来にとって重要です。
 
今回のレポートは小さなIoTクライアントとなる
マイコン・モジュールから弊社が開発したIBM i上の
MQTTブローカーというサーバー・デーモンに接続と
会話が成功したというお話です。
 
IoTクライアントとはわずか5cm四方のチップで
この中にCPU(ESP32)と液晶ディスプレイやプッシュ・ボタン、
スピータ、無線通信機能、バッテリーまで梱包されています。
しかも6個のセンサー・ユニットまでついて
全部でわずか2千円ほどです。

この中国製のM5Stackというマイコン・モジュールには
プログラムも書くことができてPCのIDE(=統合開発環境)で
開発したプログラムを書き込むことができます。
 
このようなマイコンは秋葉原や日本橋でも売られていて
CPUだけなら500円程度です。
 
しかし今回はMQTTというIoTのためにIBMが開発した
IoTのためのプロトコルで1999年にIBMが開発して
2019年に一般公開しました。
それに呼応するように弊社でも2018年の東京セミナーで
IoT対応をお客さまに約束して今ようやく実現のための
第一歩を踏み出したとろです。
MQTTプロトコルは今までのHTTPサーバーにも比べても
ハードウェア指向であらゆるIoTのケースをよく想定した
機能になっています。
それだけに難解な造りであることは間違いありません。

弊社ではこれまでいくつものTCP/IPサーバーを
作ってきていますのでサーバーの作成はお手の物で
わずか数日でMQTTブローカーの基本が完成しました。
これを実際のMQTTライブラリーから生成されたMQTTクライアフントと
通信を開始できたのが今回の報告です。
これを機会にMQTTの機能をすべて網羅できるように
検証と改革を進めてまいります。 

さてお伝えしていますように今年2022年では各地でIoTの展示会が
数多く催されています。
お客さまご担当のあいだでもIoTをやりたいという声き高まり
やがて情報システム室にもIoTをやるにはどうしたらいいかとの
相談が相次ぐことでしょう。

かつては弊社もお客さまのご要望の声に押されて製品を
拡充してきましたがここに来てようやく先に準備しておくことが
できるようになりました。
数年先には(1年後かも知れません)IBMユーザーの中でも
IoT対応を希望するお客さまが増えることになると思います。
そうなってから開発していたのでは遅いので今回は
先駆けて開発しているような次第です。
 
今後のIoTご要望に備えて㈱オフィスクアトロではIoTへの対応を
急ピッチで進めています。
またIoTの後にもさらに開発計画を持っています。
どうぞ㈱オフィスクアトロの今後の発表をご期待ください。