ネットワーク

74. NETSTAT 2. IPV4 経路情報の表示

NETSTAT のオプション=2 は「経路情報の表示」である。

[ NETSTAT 2. IPV4 経路情報の表示 ]

                            TCP/IP 経路情報の表示                             
                                                         システム :   Sxxxxxxx
オプションを入力して,実行キーを押してください。                              
  5= 詳細の表示                                                               
                                                                              
                                                                              
OPT   経路宛先        サブネット・マスク       ネクスト・ホップ         使用可能な経路       
     127.0.0.0        255.0.0.0        *DIRECT                *YES            
     192.168.1.0      255.255.255.0    *DIRECT                *YES            
     218.44.135.16    255.255.255.248  *DIRECT                *YES            
     224.0.0.0        240.0.0.0        *DIRECT                *YES            
     224.0.0.0        240.0.0.0        *DIRECT                *YES            
     224.0.0.0        240.0.0.0        *DIRECT                *YES            
     *DFTROUTE        *NONE            218.44.xxx.yy          *YES            
                                                                           
                                                                              
                                                                       終わり 
F3= 終了        F5= 最新表示   F9= コマンド入力行   F11= 経路タイプの表示     
F12= 取り消し   F13= カラムによる分類   F20=IPV6 経路の表示   F24= キーの続き 
                                                                              

[解説]

ここで重要な見るべきポイントは *DFTROUTE のIPアドレスである。
*DFTROUTE の「ネクスト・ホップ」が 218.44.xxx.yy (=xx, yyは伏せ字)であるということは
このIBM iから接続されている次のHUBまたはルーターのIPアドレスが
218.44.xxx.yy であることを示している。
 
このIPアドレスに対してPINGがと選らない場合はこのIBM iから外部へのネットワーク接続が
できないことを意味している。
逆に言えばこのIBM iが外部ネットワークに接続可能であるかどうかを調べるには
このIPアドレスに対してPINGを発行すればよいことになる。

※PING とは
ネットワークにまだ詳しくない方のために説明するとPINGというのはTCP/IPの接続検査を
行うためのUNIXのコマンドである。
IBM iでもUNIXと同じPINGというコマンドを使用することができるようになっている。
IBM iのコマンドは一般的には

動詞3文字 + 目的語3文字

の形式で構成されていることが多いのだが業界標準となっているUNIXの有名な
コマンドも使用できるようになっている。
TCP/IPの接続検査を行う PING というコマンドもそのひとつである。