AutoWeb

66. ブラウザのXボタン終了

最近のWebセミナーで海外輸入製品のエミュレータを
使っているIBMユーザーから体験談によると
ある海外輸入製品であるWebフェーシングのエミュレータを
IBM特約店の勧めるままに購入したところ
ブラウザ右上のXボタンを押して終了すると
IBM iのジョブが浮いてしまって終了せずに
残ってしまうという問題が発生することがわかったという。

これはその製品の完全なバグであり製品としての
欠陥である。
販売元に問い合わせたところこれはどうしようもないと
言うことでそのユーザーの情報システム部門には
数百あるユーザーから電話が殺到してその度
情報システム部門の担当者が手動で
WRKACTJOBを見ながらジョブを終了させているとの
ことであった。

これは重大な欠陥であるが購入するまでは
そのような欠陥があることは
知らされていずに購入してからわかったということであった。
これは興味深いことなので技術ショート・セミナーで
ぜひ技術解説を行いたいと考えている。
 

■ AutoWebのXボタン終了

 AutoWebで社内業務を動作させていてブラウザのXボタンを押すと
F3=終了であると見なされてジョブも即時終了する。
海外製品のようにジョブが残ることはない。

■ AutoWebの戻るボタン

AutoWebでブラウザの「戻る」ボタンを押すとF12キーが押されたのと
同じ動作として連動してジョブには機能キーF12が押された処理と
見なされる。
海外輸入製品ではツール・バーをプロックして非表示にしているが
これはあまりにも不細工。

…他社製品との比較は好まれない場合が多いが
比較の問合せが圧倒的に多い。
海外製品は問題点を伏せて販売しているので
IBMユーザーにとってあまりにも重大な問題であるので
公開してような次第である。