the WINDOWSライター

7. 印刷セッション・ウィザード

現行の印刷を直接印刷に移行するにはプリンタの性能や
現在使われている印刷の方法を考慮しなくてはなりません。
例えばそのプリンタに合わせたバー・コード印刷を
プリンタ・メーカーの指示または指導によって
プリンタ用のストリームを出力している場合は
直接印刷に移行したとしてもPDTを活かして印刷する必要があります。
 
一方で単にプリンタに合わせるだけの印刷のためだけに
PDTを使って印刷しているのであればPDT印刷は不要です。
プリンタがLPR印刷できないような簡易なプリンタであれば
プリンタ・ドライバを使ったGDI印刷を選択しなければなりません。

今後の方向としてはできるだけWindowsを使わないLPRによる
印刷が最も理想的な印刷になります。
Windowsのプリンタ・ドライバを使ってWindowsを使っていたのでは
いつまでもWindowsのバージョン・アップに引きずられてしまうからです。
今のプリンタ・セッションが全くPDTを使っていないのであれば
移行は簡単です。
 
このように移行には種々の条件がありいちがいにあるひとつの印刷方法だけに
移行することはできません。
しかしプリンタ・セッションを移行するときにひとつのPCクライアントには
多くの複数のプリンタ・セッションがあるのが事実です。
これらをひとつひとつ調べ上げて考えながら移行するのは
かなりの手間と労力を必要とします。

そこで生まれたのが「印刷セッション・ウィザード」です。

印刷セッション・ウィザードはPC上で実行するだけで
そのPCに設定されているプリンタ・セッションをすべて調べ上げて
新しい直接印刷に必要な仮想印刷装置を自動的に生成します。
PDTの移行が必要な場合はPDTもIBM iの適切な場所にアップロードして
保管します。
印刷セッション・ウィザードはあなたに代わって直接印刷への
移行をすべて調べ上げて代行してセットアップしてくれるのです。

この印刷セッション・ウィザードがないととても多くのプリンタ・セッションを
直接印刷に移行することは無理です。
私達は直接印刷の手段をいくつか用意して始めはひとつひとつ手動で
お客さまが作成して頂くことを想定していました。
しかし現実的にはそれは不可能であるとの予測に至り
印刷セッション・ウィザード」を開発致しました。

「印刷セッション・ウィザード」は何ら考慮することなくすべての種類の
プリンタ・セッションを動作できる形の直接印刷に移行してくれます。