RPG

460. RPG III開発者のための組込み関数解説セミナー

㈱オフィスクアトロでは技術ショート・セミナーとして
30分のオンライン・セミナーをこれまで開催しています。
弊社製品の特定の機能に特化してご説明するセミナーですが
日本国内のIBMユーザー様のレベル・アップにお役に立つ
内容もセミナーとして行っております。
 
 
回も重ねて次回は第50回の節目となるセミナーとなります。
そこで今回はIBMユーザー様のお役に立てるよう
特にRPG III開発者の皆さまを対象者とするセミナーと
する予定です。
  
さてRPG IIIからILE-RPGに変わって20年以上経過しましたが
いまだやはり先輩から引き継いだRPG IIIで開発しているユーザーは
多いように見受けます。
RPG IIIはやさしくてILE-RPGは難しいとのような変な先入観が
あるのかも知れません。
あるいはせっかくRPG IIIを覚えてこれでできるのだから
今さらさらにILE-RPGを覚えるのも面倒だという人もいるかも
知れません。
そこで実はILE-RPGのほうがむしろやさしくわかりやすくなるのだと
いうことを実際のソースの例を挙げて説明したいと思います。
 
 
よくRPGはレガシーな言語であってモダナイズが必要だと
言う人がいますがとんでもない誤解です。
RPGはJavaやVisualxx, C#などが開発されるはるか以前から
オブジェクト指向のアーキテクチャーを備えていました。
しかもそれは今なお進化を止めていません。
今では RPGはXMLやJSONとのデータ交換も可能にして
今やUNIコードまでサポートしているのです。
これほど時代とともに進化している開発言語は他にはありません。
ただ一般に知られていないだけです。
同時にRPGほど開発生産性に優れた言語はないのです。
しかし多くのIBMヨーザーは今なお旧態依然とした
RPG IIIで開発しているのが実状です。
それでRPGは古いとグチをこぼしていますが
その人の使っているRPG IIIが古いだけなのです。

今回はRPG IIIで開発されているユーザーを対象にしてILE-RPGの良さを
組込み関数を通じて知って頂くためのセミナーです。

RPG IIIで書いたソースを組込み関数で書くとどのようになるかと
いうことを実際に比較してご覧になればILE-RPGのやさしさと
優れた点をご理解頂けるはずです。
 
RPG IIIのIBMマニュアルは今では公開されていません。
しかしRPG IIIで書き続けることはいわば先輩から後輩への
口述伝承のようなものでこれでは江戸時代の剣術指南と
変わるところがありません。

情報システム室のスタッフよりソフトウェア会社のほうが
この傾向は強いように見えます。
ソフトウェア会社は力任せの古典的な開発を繰り返す傾向にあります。
あるソフトウェア会社は数年かかるような大規模開発をすべて
RPG IIIでやると聞いて驚いてしまいました。
一般の会社で蓄積されたRPG IIIのソフト資産が大量にあるなら
まだしも大量の新規開発をRPG IIIでやろうというのですから
前時代的な取り組みで開発生産性が低くなるのを否めません。

一方で先進の情報システム室ではILE-RPGはもちろんのことフリー・フォーマットは
果ては通信など新しい技術を取り入れますし
かなり高度なコーディングを行っています。

内部技術は弊社が専門なのですが適用業務の開発技術に関しては
お客さま、特に情報システム室のスタッフの方のほうが
はるかに優っています。
ときおりお客さまが開発された画面や帳票を拝見すると
開発力の高さに驚いてしまうことがあります。

しかし冒頭に書きましたようにいまだRPG IIIで開発されている
お客さまが多いのも事実です。
20年前に終息を迎えたはずの開発言語のRPG IIIよりオブジェクト指向の
ILE-RPGのほうがはるかに使いやすく簡単であることは事実です。

今回は意図的にRPG III開発者を対象としたセミナーとしています。
新しい時代の扉を開くためにぜひこのセミナーにご参加ください。
今回のセミナーで組込み関数を使ったILE-RPGならこんなに簡単になるのだと
実感して頂けるはずです。
普段の30分セミナーを45分に拡大の上、定員も50名に拡大しております。
 
 (実際のセミナーはオンライン形式のWebセミナーで行います)

第50回技術ショート・セミナーのお申し込みはこちらから
参加費は無料です。