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441. SAA標準化(1)

IBMは適用業務画面プログラミングというマニュアルの中で
SAA=(System Application Arhtechtue) すなわちシステム・アプリケーション体系を
強く推奨している。
これは画面およご操作の標準化のことであり画面表示や機能キーの操作性を
統一することを意味する。
車があれほど普及したのはハンドル、アクセル、ブレーキ、クラツチ、シフトレバー
などが統一規格されてどの車でも同じ操作で運転できるようになったことで
車がこれほど普及したのである。
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社内の適用業務も同じことでありIBM UIM(=User Interface Management)に
操作性を合わせるべきであろう。
エンド・ユーザーでもIBMユーティリティーを見たり触ったり操作する機会は
多いはずでありそのとき社内の適用業務の操作と大幅に異なっていたのでは
違和感を感じるはずである。

IBM iのメニューを始めとするユーティリティーは優れた経験豊富に技術者が
多数集まって議論を重ねた上で結論として出した画面のはずであるから
深い考慮もされているはずである。
従ってIBMメニューや画面操作はIBMユーティリティを真似ればよいはずであるが
どうも自分だけはちがう個性を発揮したい技術者がいるようで
そんなところで勝負しなくてももっと中身の部分で勝負すればよいのにと
いつも思ってしまう。

小職はよく古墳のYouTubeを見るが岩屋山古墳ができて以来、近辺の古墳も
その構造が岩屋山古墳とそっくりに出来ているらしい。
これは古墳の設計図があって標準化されていることになると
解説されていた。
あの5~7世紀の古墳時代にも標準化されていたのに現代のソフトウェア技術者が
標準化を無視するのはおかしな話である。
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優れたIBM技術者がこれがいいと推薦した方式に一応は従って標準化を
進めるべきであろう。
IBMの推奨している標準化には素直に従うべきである。
ぜひともあなたの会社のインターフェースもSAAで標準化を進めるべきである。
次回からは具体的なSAAの手法を紹介しよう。