社長ブログ

14. IBM 大阪リージョン始動

東京に続いて大阪もIBMが大阪リージョンと称してIBM Cloudサービスを
9月29日に開始したと発表して昨日(10月6日(火))にオンライン・セミナーでの
説明会があり弊社でも視聴させてもらいました。

東京では今年2020年の11月に大阪でも12月には IBM iのClud サービスが
いよいよ日本でも始まることなりました。
つまりはIBM i すわわち PowerSystem のハード・ウェア筐体は
社内に設置する(オンプレミス)のではなくCloudで使用する時代に
なったわけです。
500MB使用で1ケ月1万5千円~の使用料金ですので
学生でも使えそうな料金体系のようです。
実際は実用レベルとなるともっと高額な費用が必要かも知れませんが
恐らくはそんな高額にはならないでしょう。

今現在既に多くの特約店やベンダーがハードウェア賃貸しのような
クラウド・サービスをやっていて技術力がなかったソフトウェア・ハウスまでが
ハード・ウェア賃貸しのようなビジネスに移行していますが
IBMが本格的にCloudサービスに力を入れ始めると
ハードウェア商売はたちまち消え伏せていくことになります。

資本力に優れたIBMに席巻されることは当然のことであり
ハードだけに頼っていた賃貸しは無くなるでしょう。
ハード・ウェアを売りとしていたIBMのビジネス・モデルは
はるか以前にコンサルティングなどにシフトしていたのですから
IBMユーザーにとって魅了的な技術力を持たないベンダーの
生き残りは難しくなります。

弊社では5台のPowerSystemをオンプレミスで社内保有していますが
IBM Cloundが始まったときから次世代はハードウェアは
保有せずに Cloud で使用すると決めていました。
これは英語OSであっても日本語が使用できることが
検証してわかっていたからです。

ただし今回のIBMの説明ではオンプレミスとCloud環境との
併存でハイブリッド環境での使用を強く推薦しており
Cloud環境はBACKUPとして使うよう力説していました。

ただ少し頑張ればDB2/400データ・ベースは外出しでCloud環境に
置いてリアル・タイムでCloudのデータ・ベースを利用することも
できます。
IBM はセキュリティ上オンプレミスでの保有は必要であると
訴えていますがCloudの安全性が身近なものになってくると
PowerSystemを見たことがない社員がごく普通になる日が
やってきているのかも知れません。

IBM i のCloud移行がやっと実現しそうになりました。

2020年10月7日