PANEL グループ

15. PANELグループで開発しよう

IBM提供のユーティリティーのインターフェースの多くは 99%以上
パネル・グループ(*PNLGRP)と呼ばれるオブジェクトでできている。
パネル・グループ(*PNLGRP)は元々 IBMが IBM iの開発用に作成した
オブジェクトであるがユーザーにも使えるように開放したものである。
そのためかパネル・グループを簡単に使うためのコマンドは
用意されておらずもっぱらAPIによってのみ動作させることができる。
APIのみのためか一般ユーザーの開発にはあまり利用されていない。

パネル・グループの利用場面は

・プログラムのユーザー・インターフェースとして

・DSPF のヘルプ

・メニュー

・コマンドのヘルプ

 

がある。
DSPFのヘルプとして利用したいる開発者もいるようだが
メニューとして使うのが最も簡単である。
メニューとしての利用方法は既にこのサイトで解説している。
コマンドのヘルプも簡単である。

ここからはパネル・グループをプログラムのユーザー・インターフェースとして
利用する方法について解説していく。
弊社でも既にパネル・グループを使った製品として PANEL-WORKER という
製品がある。
PANEL-WORKERは QUERYのような操作だけでプログラムを開発せずに
検査つきの入力画面や照会画面、更新プログラムを作れるというスグレものである。

それは別として次回からパネル・グループを使った開発手法について
紹介していくことにする。
バネル・グループをほんの少し学習するだけでRPGや COBOLより
やさしく開発ができるようになる。