5250エミュレータ

49. SEUのF17キーによる一括変更

SEUで覚えておくと便利な機能としてソースの一括変更の機能がある。
ソース内の任意の文字列を別の文字列に一度の操作だけで
一括して変更できる機能である。

この例で紹介するのはある編集中のソース内の「PNLLIB」という文字列を
「OBJLIB」という文字列にまとめて一括で修正することである。

このソースの中にはいくつか「PNLLIB」という文字列が含まれているが
いくつあるのか不明である。
「PNLLIB」を「OBJLIB」という文字列に変更したいのだが
ひとつひとつ見つけ出して手動で変更していたのでは
時間もかかるし正確な変更はできない。
そこでここで紹介するのはすべての「PNLLIB」という文字列を
まとめて「OBJLIB」に変更してしまう操作方法である。

最初に修正前のSEUの状況を紹介する

[修正前のCLPソース]

F14キーを押して検索/変更オプションを表示する

[解説]

検索に「PNLLIB」として変更前の文字列を指定して
変更の欄に「OBJLIB」と変更後の文字列を入力する。
変更前の文字列の数と変更後の文字列の数が異なっていてもかまわない。
SEU はCLPやRPG/COBOLの文法も読み取って文法上、問題が生じないように
正しく変更してくれるからである。

さらに「処理する対象」を「2=変更」に変更してからF17キー(Shift+ F5キー)を押すと
次のようにまとめて一括でソースが変更される。

さらにロールアップしてみると

いくつもの箇所が同時に変更されていることがわかる。
ひとつずつ確認しながらの変更もできるのだがそれではやはり面倒で
操作が多くなってしまう。
やはり F17キーで一発ですべて変更してしまったほうが
楽である。

多くの開発者はこの一括変更についてはご存知であると
思うがまだSEUに不慣れな人のために敢えて便利な機能として
紹介した。