5250エミュレータ

43. RUNRMTCMD と STRPCCMDのちがい

RUNRMTCMD も STRPCCMD もどちらもWINDOWS PCのコマンドを動作させるための
コマンドである。
どのようにちがうのだろう。

STRPCCMD RUNRMTCMD
動作原理 5250ストリームへの
埋め込み
PORT512番のREXECサーバーとの
通信
動作環境 5250対話式環境のみ 対話式およびバッチ処理環境
IPアドレス 不要 WindowsのIPアドレスが必要
ログイン 不要 Windowsへのログイン必要
入力可能な
コマンド長
1023バイト(Ver7.2-) 2000バイト

つまりSTRPCCMDは簡単に使えるもののver7.1までは123バイトまでしか入力できず
対話式環境でのみ使用が可能である。
RUNRMTCMDはバッチでも使用することができるので夜間に無介入で
特定のPCやPCサーバーへバッチ転送できるなど重宝がられているが
IBM ACS(=Access Client Solutions)では使用することができない
ACSにはREXECサーバーが用意されていないからである。

また海外輸入製品の多くは(というよりすべてが)STRPCCMDは使用できないし
RUNRMTCMDはもちろん使用することができない。
海外では罫線やPCデータ転送の利用が少ないからと思われる。