Web開発のための基礎知識

改行コードの変更

ここからはやや高度な話で、IBMの解説書などには無いテクニックです。
まず、Windowsなどでフォルダーの区切りの記号として 「 \ 」 記号が使用されているのはよくご存知でしょう。
これは正確には 「 \ 」 ではなく、英字の 「 \ 」 バックスラッシュというキー・ボードの「ろ」の文字の記号の
ことです。試しに今、あなたのキー・ボードで半角モードで「ろ」のキーを打鍵してください。
表示は「\」になるはずです。
英字のキー・ボードではこのキーはバックスラッシュで表示されます。
このように正しくは「ろ」のキーを使って打鍵するべきなのですが、日本語の場合たまたま同じキーなので右上の
「\」を打鍵しても結果は同じことになっているという偶然に過ぎません。

さてWeb開発を行うときには、特にC/400などを記述する場合は、どうしてもこの正しいほうのバックスラッシュを
打鍵しなければならない場合が出てきます。
このためキー・ボードのリマップで「ろ」のキーには 0x5c に変更する必要があります。

PCOMM でSystem iへ接続して、しかしログインはしないでサイン・オンの画面でPCOMM のツール・バーより
「キーボードの再配置」ボタンを押して「ろ」のキーを次のように「ansi 5c」と変更してから、
[ファイル]-[保管]

を行ってから、サインオンして「ろ」のキーを打鍵してください。
バックスラッシュが表示されればOKです。
これでWeb開発のために必要なエミュレーターの基本設定と操作はすべて学習できたことになります。