ネット・サーバーのAPIは一般的には知られていませんので
ご存知なくても問題はありません。

RPG　では出力に印刷スプールを出力します。
これと同じようにWeb適用業務というのは　印刷スプールの代わりに
HTMLを出力するだけです。
JSP　&　Sevlet　も同じです。
RPG　では出力したい内容を直接、記述すればそのとおりに
出力されます。HTMLも同じです。(当たり前のことですが)
RPGによるWeb開発は　HTMLを出力するプログラムを書くことだけです。
他にはありません。出力仕様書に　HTMLを書けばそれで終わりです。

しかしJSP　&　Sevlet　は　HTMLを出力するといっても少し異なります。
まずこのような結果のHTMLを出力したいとなると
JavaScript　を含む出力結果のHTMLを手動で作成します。
(しかしこのHTMLはPGM　としては全く使用しません。)

次にこのHTMLが出力されるような　HTML　に近いJSPを作成して
Servlet　のロジックを作成して希望のHTMLが出力されるように
Servlet　(　Java　)　を作成します。

JSP　が雛型でそれに入れるロジックがServlet(Java)です。
Java　を学習しただけでは　JSP　&　Servlet　は開発できません。
Java　を十分学習して自由に動かせるようになって次にHTMLを
学習して独力でHTML+　JavaScriptを作ってから初めて
Servlet　を作ることができます。
つまりこのような長い道のりが必要であることと雛型のHTMLを
用意しなければならないとは恐ろしく開発効率が悪いとは思いませんか?
つまりは二重の開発が必要となります。
IBM　XMLブリッジもこの手法です。

PHP　とは　JSPの中にServeletを埋め込んだようにものです。
やさしいように見えますが　皆さんが開発されている
IBM　i　の法人の業務プログラムのほうが雑誌に紹介されている学習用の
JSP　よりはるかにレベルが高いのです。
PHP　や　JSP　ではRPGのような高度な処理はできません。

さてRPG用のWeb開発手法といえるものは大して難しいものではなく
RPG　がわかればすぐにでも開発することができます。(　CGI　)
しかし　IBM　i　の開発者が　Java　をやるとなると降りていって
学習するのにはるかに時間がかかります。

他部門でJavaの開発している部隊から見るとリレーショナル・データベース
(物理ファイル/論理ファイル)を駆使しているあなたのほうが
実は、はるかに雲の上の存在です。
Java　は元々が制御言語ですからデータ・ベースというと彼らは何やら
すごい難しいものを楽々と操作しているように見えているはずです。

c言語から見てもRPGはこんなに小さくてコンパイルも実行も速いのは
不思議なくらいです。

RPG開発は大いに誇りを持って頂いてよいかと思います。