AutoWeb

84. POPUP検索ウィンドウの作成

コード検索などによく使われるのがPOPUPによる
検索ですがAutoWebならPOPUPウィンドウのために
POPUP用のプログラムを開発する必要もありません。

■コード検索POPUPウィンドウ

■POPUPウィンドウDDSソース

   A            JHCODE    R        B  9  7REFFLD(SHOHINR/SHCODE QTRFIL/SHOHIN) 
   A                                      TEXT('*POPUP SHCODE,SHNAME,SHTANK')  
   A  66                                  DSPATR(PC)                           
   A  66                                  DSPATR(RI)                           
   A            SHNAME    R        O  9 18REFFLD(SHOHINR/SHNAME QTRFIL/SHOHIN) 
                  :                        :
   A            JUTANK    R    7Y 0B  9 55REFFLD(SHOHINR/SHTANK QTRFIL/SHOHIN)

[解説]

POPUPウインドウを作成する記述も簡単です。
POPUPの値を入れるフィールドおよびPOPUP選択の結果として書き込むフィールドは
すべて参照フィールド(=REFFLD)として定義してください。
例えば受注入力を行う受注商品コードは参照するファイルは商品マスター(=QTRFIL/SHOHIN)ですので

    REFFLD(SHOHINR/SHCODE QTRFIL/SHOHIN)

として定義します。
POPUP検索によって書き込むフィールドも参照フィールドとして

    REFFLD(SHOHINR/SHNAME QTRFIL/SHOHIN)    (=商品名)
    REFFLD(SHOHINR/SHTANK QTRFIL/SHOHIN)    (=単価)

として記述しておきます。

POPUP検索する受注商品コードにはテキストとして

   TEXT('*POPUP SHCODE,SHNAME,SHTANK')

と記述します。これは*POPUPによってPOPUPであり検索結果を
SHCODE, SHNAME, SHTANK を参照しているフィールドに貼り付けることを
意味します。

■ワイルド・カード検索もOK

POPUPによる検索は入力欄の虫メガネのアイコンが表示されますので
それを押すとPOPUPウィンドウが表示されますが
単なるすべてレコードのの検索ではなく

NV* —-> 文字「NV」かに始まるものをすべて検索

%CH% —> 文字「CH」を含むレコードだけを検索

のようにQUERY/400で使うようなワイルド・カード検索も行うことができます。

■もちろんドラッグ&ドロップも可能です

他社製品aXesなどではPOPUPウスンドウは張り付いたままで動かすことはできませんが
AutoWebではここで生成したPOPUPウィンドウだけでなくDDSでWINDOWキー・ワードで
記述されたPOPUPウィンドウはすべて自由のドラッグ&ドロッブで自由に動作させることができます。
またここで生成したPOPUPウィンドウは自由に大きさも変えることができます。

■まとめ

 たった一行のTEXT文だけでPOPUPウィンドウを作れるのですから
AutoWebがいかに簡単であるかおわかりでしょう。
AutoWebは実行時にDSPFオブジェクトの内部を参照していますので
実行時にはDDSソースの存在は必要ありません。
 AutoWebで開発すれば面倒なPOPUPウィンドウの開発も必要なくなります。