SpoolライターVer5.0

54. スプールの読取り機能を追加しました

スプールに埋め込まれているFAX番号やメール・アドレスなどを読取るための
コマンド: RTVSPLF (スプール・ファイル検索)コマンドを追加しました。
RTVSPLFコマンドは任意のスプールの行番号、列開始位置からの長さを
指定して文字を取り出すことができます。

                       スプール・ファイル検索  (RTVSPLF)              
                                                                      
 選択項目を入力して,実行キーを押してください。                       
                                                                      
 スプール・ファイル  . . . . . .   QPRINT         名前                
 ジョブ名  . . . . . . . . . . .   *              名前 , *            
   ユーザー  . . . . . . . . . .                  名前                
   番号  . . . . . . . . . . . .                 000000-999999        
 スプール番号  . . . . . . . . .   *ONLY         1-9999, *LAST, *ONLY 
 取り出し位置 :                                                       
   行数  . . . . . . . . . . . .   6             1-255                
   桁位置  . . . . . . . . . . .   2             1-378                
   長さ  . . . . . . . . . . . .   15            1-128                
 戻り値  . . . . . . . . . . . .   &RTNVAR        文字値              

                                                                            
                                                                        終り
F3= 終了    F4=プロンプト   F5= 最新表示    F12= 取り消し                      
F13= この画面の使用法                    F24= キーの続き                    

[解説]

このコマンドはユーザーCLPの中に組み込んで使用するためのものであり
戻り値: &RTNVARを指定するとそこに上図であれば
6行目、2桁目から15バイトの文字列を取り出して &RTNVARに取得するものです。

スプールの所定の位置にFAX番号やメール・アドレスを埋め込んで出力しておくと
この取り出した値によってCVTSPLFコマンドでFAXやメール送信に役立てるように
するためです。

この機能はお客さまが他社製品からの移行をスムースに行えるようにとの
ご要望から実現したものです。
PDF変換のために専用のWindowsサーバーを必須とするソリューションから
SpoolライターVer5.0への移行を希望されているお客さまのために
開発したものです。
マニュアルも近日中に追加の予定です。

RTVSPLFを利用したFAX送信のサンプル・ソースも用意しましたので
この記事に続いて公開の予定です。

SpoolライターVer5.0であればIBM iだけですべては完結致します。
WindowsサーバーもクライアントPCへの導入も必要ありません。
ぜひSpoolライターVer5.0をご検討ください。

またこの機能は製品の一部になりますですが多くのIBMユーザーにソースの公開を予定していますので
ご利用ください。

SpoolライターVer5.0の製品紹介はこちらから