SQLは便利そうだとわかっていても
SQLのライセンスは導入していないからうちのIBM iでは
使えないものと誤解している人が多い。
またIBM iではQUERYの操作があまりにもやさしいので
SQLは普及していないが実はどのIBM iでもSQLは使うことができる。
SQLのライセンス・プログラムと呼ばれているものは
対話式SQLのことであってこの「対話式SQL」というのは
SQL文をコマンド入力画面で入力してSQL文を入力して
その結果を表示するだけのものである。
つまりはSQLの学習やテストのためだけのライセンスであって
これが直接、何かの業務に生かせるわけではない。

▼ 対話式SQLの実行の様子 …あくまでもSQLを実行して結果を見るだけの学習用の素材に過ぎない。
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SQLの真髄は QSQROUTE という名前のAPIであって
これはどのIBM iにも導入されているのですべての
SQLで使うことができる。

ではSQLをどのようにして使うのかと言うと

(1) RUNSQLコマンドによってSQLを実行

IBM提供のRUNSQLを使うことによってSQL文を実行することができる。
ただしIBM提供のRUNSQLでは肝心のSQLのSELECT文は実行することが
できない。
㈱オフィスクアトロが公開しているRUNSQLではSELECT文も使うことができる。

(2) SQL文を組み込んだRPGを作成する

RPGの中にSQL文を組み込んで実行することができる。
SQLを組み込んだプログラムのことをSQLパッケージと呼ぶ。

(3) その他

ODBC, JDBCおよびSSQLストアド・プロシージャーや5250データ転送にも
SQLは広く利用されている。

■ SQLを使うメリット

ではSQLを使うメリットは何かというと

プログラムを書かなくてもデータ・ベースを照会/更新することができる。

ということである。照会に関してはQUERYを使えばノーコードで開発できるが
QUERYではデータ更新はできない。データ更新ができるノーコード開発ツールは
SQLだけである。
例えばあるデータ・ベースの特定の条件のレコードだけを
まとめて更新したいとするとプログラムを書かなくてもSQLだけで
バッチ更新することができる。
いかにQUERYが便利であってもデータ・ベースを更新することはできない。
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SQLは比較的簡単に学習することができるのでRPGを知らない人であっても
SQLは広く一般に教育されているので専門学校卒業の人であれば
既にSQLを学校で学習している人は少なくない。
SQLはIBMが開発したデータ・ベース処理言語であるが
今では広くWINDOWSから汎用機まででSQLは普及している。
専門学校を卒業した若い人ならSQLを知らない人はいないはずである。
それほどSQLは普及しているのにIBM iの技術者では意外とSQLを
知らない人が多いものである。
IT技術者としての素養としてSQLはぜひ勉強しておきたいものである。

■ SQLを短時間で学習するには

・SQLとは何か

・SQLの使い方

・SQLの学習方法

　を第55回技術ショート・セミナーで2024年3月7日に開催の予定であるので
わずか30分のセミナー(無償)でSQLとは何かからSQLの学習、具体的なSQL文まで
手っ取り早く学ぶセミナーが開催される。
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SQLを短時間で学べるセミナーなのでぜひ参加してみてはどうだろう。
技術ショート・セミナーでは同じ課題のセミナーを重複して開催することは
ほぼないのでこれはSQLを学習する唯一の機会であるのでぜひ出席をお奨めする。

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