データベース

4. 正しい論理ファイルの作成とは?

論理ファイルを作成するときには そのアクセスパスの指定が問題になる。

物理ファイルを キー なしの順次ファイルとして作成し、

すべてのアクセスパスを論理ファイルにしてしまうような構造にはしないこと。

データベースのレコードのユニーク性の判別が、作成者以外では困難になるからだ。

また 削除や別ライブラリーへの移動も慎重さを必要とし DFU で手軽に維持することができなくなる。

S/38 の創世記ではそのような指導もあったが、今では物理ファイルを キー なしで作成する

論理的な根拠は見当たらない。

論理ファイルのアクセス・パスもユニークになるように設計する。

その論理ファイル独自のアクセス・パスに物理ファイルのアクセスパスを附加しておけば、

プログラムの中では確実にアクセス・パスをセットできる。

単なる READ のみを仮定するのではなく少しでも多くのプログラムで共有できるようにしておきたい。

不要な多くの論理ファイルを作成しない。

印刷出力などのバッチ処理用の論理ファイルをアクセスパス保守= *IMMED で作成すると

レコード追加時のパフォーマンスをいちぢるしく低下させる原因になる。

バッチ処理用の論理ファイルは *DLY または *REBLD の指定を行なう。

複数メンバー構造を避ける。

SAVLIBRSTLIB を実際に使用してみるとわかることであるが、

複数メンバーのアクセスもパフォーマンスや保守に影響を与える。

シンプル is Best である。