CL

120. CLPでも対話式ソース・デバッグ

CLPのデバッグというと多くは

STRDBG PGM(OBJLIB/MYPGM) UPDPROD(*YES) としてデバッグを開始してから

ADDBKP 12100 ‘&VALUE’

や停止点で

DSPPGMVAR ‘&VALUE’ のようにして変数値を調べていたが
これでは停止点に至る度に SEU でソースをオープンして
次の停止点を探さなければならなかった。

CLPもソースを見ながらのソース・デバッガーが用意されている。

STRISDB というコマンドである。

この覚えにくいわかりにくいコマンドの使い方を紹介しよう。
STRDBGコマンドによるデバッグは

STRDBG + CALL などの 2段階による操作でデバッグしていたが
STRISDBコマンドはこのコマンド 1回だけの操作で
デバッグするので少し今までとはやり方が異なる。

(1)プログラムを直接呼び出してデバッグする方法

                             ISDB の開始  (STRISDB)                             
                                                                                
  選択項目を入力して,実行キーを押してください。                                
                                                                                
  プログラム  . . . . . . . . . . > ADDPRTWTRC     名前                         
    ライブラリー  . . . . . . . . >   WINDOWS      名前 , *CURLIB, *LIBL        
  実動ファイルの更新  . . . . . . > *YES          *YES, *NO                     
  プログラムの呼び出し  . . . . .   *YES          *YES, *NO, *CMD               
  呼び出しのパラメーター  . . . . > 'A001'                                      
                                                                                
                 値の続きは+                                                   
                                                                                

[解説]

ファイルの更新(UPDPROD)はSTRDBG のときと同じように *YESに変更する。
プログラムの呼び出し(INVPGM)も *YESのままで
デバッグするCLPに与えるパラメータを入力して実行すると
次のようにソースが表示される。

[解説]

F6キーを押して停止点を決めたら F3キーを押してこの画面を終了すると
次のダイアログが表示される。

[解説]

ISDB の取り消し」は2=NO にして実行するとデバッグが開始されて
最初の停止点でプログラムは停止する。

[解説]

フィールド値を調べるには DSP ‘&TYPE’ のようにして指定して実行キーを押す。
終了はF3=終了で終了することができる。
説明はF1キーで参照すること。

(2)別のコマンドを実行してデバッグする方法

次の画面のようにプログラムの呼び出しを*CMDに指定すると「コマンドの呼び出し」として
コマンドの入力欄が表示されるのでここにデバッグするCLPを呼び出すコマンドを
入力して実行すればよい。

                            ISDB の開始  (STRISDB)                             
                                                                               
 選択項目を入力して,実行キーを押してください。                                
                                                                               
 プログラム  . . . . . . . . . . > ADDPRTWTRC     名前                         
   ライブラリー  . . . . . . . . >   WINDOWS      名前 , *CURLIB, *LIBL        
 実動ファイルの更新  . . . . . . > *YES          *YES, *NO                     
 プログラムの呼び出し  . . . . . > *CMD          *YES, *NO, *CMD               
 コマンドの呼び出し  . . . . . .   WRKWINWTR                                   
                                                                               
                                                                               
                                                                               
                                                                               
F3= 終了    F4=プロンプト   F5= 最新表示    F10= 追加のパラメーターF12= 取り消し            F13= この画面の使用法    F24= キーの続き                                                                            
                                                                    ...