SEUで自分のコンパイルしたコンパイル・リストのエラーを
探しながら修正することができる。
最初にSEU をオープンしておいて事前にコンパイルしてもよし
F21キーを押してコンパイルしてもよい。
とにかく対話式環境でコンパイルしてエラーがあったものとする。

F15キーを押して走査検索/コピーオプションを表示する
走査検索/コピー・オプション
選択項目を入力して,実行キーを押 してください。
選択項目 . . . . . . . . . . . 2 1= メンバー
2= スプール・ファイル
3= 出力待ち行列
すべてのレコードのコピー . . . N Y=YES, N=NO
メンバーの走査検索/コピー . . PGM201 名前,リストは F4キー
ファイル . . . . . . . . . . QRPGLESRC 名前,リストは F4キー
ライブラリー . . . . . . . QTRSRC 名前, *CURLIB, *LIBL
スプール・ファイル の走査検索 /コピー . PGM201 名前,リストは F4キー
ジョブ . . . . . . . . . . . QPADEV0035 名前
ユーザー . . . . . . . . . QTR 名前,リストは F4キー
ジョブ番号 . . . . . . . . *LAST 番号, *LAST
スプール番号 . . . . . . . . *LAST 番号, *LAST, *ONLY
出力待ち行列の表示 . . . . . . QPRINT 名前, *ALL
ライブラリー . . . . . . . . *LIBL 名前, *CURLIB, *LIBL
F3= 終了 F4=プロンプト F5= 最新表示 F12= 取り消し
F13= セッション省略値の変更 F14= 検索/変更オプション
上のように選択項目を「2=スプール」に変更して
スプール・ファイル の走査検索 /コピー
ジョブ名 ………………………. この実行中のジョプ名
ジョブ番号……………………… *LAST を指定
スプール番号……………………. *LAST を指定
して実行キーを押すと下のように画面下部が分割されてコンハイル・リストの
スプールが表示される。
桁 . . . . . : 6 100 編集
SEU==>
*************** データの始め ****************
0001.00 H DFTNAME(PGM201) DATEDIT(*YMD/)
0002.00 F********** 受注の入力 ******************************************
0003.00 FPGM201FM CF E WORKSTN
0004.00 F SFILE(SFREC01:RRN1)
0005.00 F INFDS(INFDS)
0006.00 FJUCHU UF A E K DISK
0007.00 FTOKMAS IF E K DISK
0008.00 FSHOHIN IF E K DISK
0009.00 FSHZAIKO IF E K DISK
0010.00 FTANTO IF E K DISK
------------------------------------------------------------------------
桁 . . . . . : 1 121 走査検索
SEU==> F *ERR
*************** データの始め ****************
0000.01 5761WDS V6R1M0 080215 RN IBM ILE RPG QTEMP/PGM201
0000.02 コマンド . . . . . . . . . . . : CRTBNDRPG
0000.03 投入元 . . . . . . . . . . . : QTR
0000.04 プログラム . . . . . . . . . . : PGM201
0000.05 ライブラリー . . . . . . . . : QTEMP
0000.06 テキスト ' 記述 ' . . . . . . . : *SRCMBRTXT
0000.07 ソース・メンバー . . . . . . . : PGM201
0000.08 ソース・ファイル . . . . . . . : QRPGLESRC
0000.09 ライブラリー . . . . . . . . : QTRSRC
このようにスプールの入力欄に F *ERR と入力して実行すると次々とエラーを
検索するとこができる。

[解説]
対話式環境でコンパイルした場合はジョブ名をいちいち指定しなければならないのは
不便であると感じるかもしれない。(最初だけなのだが)
これは昔、IBM iのコンパイルには時間がかかっていたので
バッチ・ジョブとしてコンパイルを投入することが普通であった。
そのためバッチ・ジョブであればジョブ名はプログラム名で投入することが
多かったので初期値のジョブ名がプログラム名となっているのだと思われる。
今では IBM iの実行速度はその時代と比べると飛躍的に速くなっているので
対話式でコンパイルしても速いし他のユーザーに迷惑をかけることもない。
IBM iのコンパイルの実行速度は体感的には Ver6.1でやっとWindowsの
コンパイルの速度を抜いている。
今では同じ程度のC言語などのソースをコンパイルしてもWindowsより
IBM iのほうが圧倒的に速い。
