HTTPサーバーとWeb開発

11. DHTML とは?

今では Microsoft が提唱したDHTML (Dynamic HTML)はことさら言及しなくても IE 5.0 以降は DHTML をサポートしているので、特に DHTML という書籍も少なくなっている。

DHTML の要点だけを説明しよう。
DHTML とはサーバーに負担を掛けずにWebブラウザ つまりクライアント・サイドだけで表示の変更を行うための機能である。
例として データの一覧表をHTMLで表示したときに それを見たユーザーが自分の好みにデータを並び替えたいとしたとする。見出しのセルをクリックしたときにもう一度サーバーに戻ってデータを並び替えて、再びクライアントに戻したのであれば並び換えの都度サーバーは処理しなければならない。

これに対してDHTMLで記述したHTMLであれば、Webブラウザがデータを並び替えてサーバーに何も問い合わせることはしない。
このような処理はJavaスクリプトを書かなくても DHTML であればできることも多い。また簡単なデータ・バインドはDHTMLだけでできることもある。サーバー負担を少なくするにもDHTML の採用は検討すべきであろう。