HTTPサーバーとWeb開発

54. WinXP SP2 のPOPUPブロック問題

WindowsXP SP2ではIE(InternetExploler) の省略時のオプションが
変更されてしまっている。
この中で重要なことは POPUPウィンドウの表示がブロック(抑制)されてしまっていることである。
以前はあるサイトにアクセスすると、やたらPOPUPが画面上に、
あちこちと表示されてしまった経験があるかも知れない。
WinXP SP2 では、このような期待しないPOPUPの表示を抑えてしまうのである。

しかし、以前のリリースでは、このような機能は無かったのであり、
IE の動作が変更されてしまっている。
ソフトウェア製品がリリース・アップすることによって基本となる初期値の動作や操作が
変更されるのは誠に問題視されるべきである。
基本となる設定値は、そのままで新たに至便なオプションが追加されるのであればよいのだが
ユーザーの感知しないうちにリリース・アップによって基本動作が変更されるようであれば
ユーザーが混乱するのは当然であり、従来のWebアプリケーションも動作しなくなることが
当然のこととして予想される。
Microsoft社は、ユーザーがどのように使用しているかをすべて把握できない以上、
不用意に設定を変更すべきでない。