HTTPサーバーとWeb開発

38. 日本語環境(CCSID=5026) でCGIを開発する方法

iSeries400では導入時の CCSID(コード・ページ)は日本語の 5026 となっているが、CGI を開発するには英小文字の出力が必要なので CCSIDを 5035 に変更する必要がある。

ところが CCSIDを5035に変更したのでは既存の業務でカナ小文字が使用できなくなり、たちまち業務は停止する。そこで CCSID=5035用の専用iSeriesをもう一台購入するように IBM は推薦するが、これはコスト的に合わない話であるし根本的な解決ではない。

HTMLのすべての文字を英大文字にすればよいが、それでは JavaScriptが使用できない。

CCSID=5026 であっても正しくCGIの出力を得るには、CGIの出力の英小文字を逆にカナ小文字に変換してから標準出力することである。

IBM HTTP サーバーはこのカナ小文字を ASCII の英小文字に変換してブラウザへ戻す。このようにして CCSID=5026 であっても正しくWeb出力を行うことができる。