HTTPサーバーとWeb開発

34. IFSとは?

iSeries400 では従来の伝統的なライブラリー・システム以外にUNIX によく似たファイル構造である IFS システムも保有している。Webアプリの開発ではHTMLソースを iSeries400 に保管することになるが、これらは IFS 上に保管されることになる。
従来のライブラリー・システムが EBCDIC であるのに対して IFS は ASCII で保管される。IFS への保管は FTP でPC上で記述したファイル(HTML)をアップロードするか、CPYTOSTMF コマンドを使って iSeries400内で記述したテキストのHTMLを IFS へコピーすることができる。

FTP では IFS フォルダーは

put C:\MyPage.htm  /home/MyPage.htm

のように / を使ってフォルダーを区切る。
また iSeries400 では WRKLNK コマンドで IFS の構造を見ることはできるが、IFS に保管されているストリーム・ファイルの中身を直接見ることはできない。フォルダーは CRTDIRコマンドで直接、作成することができる。

余談であるが 流行りのMRPで XXXX for AS/400 というMRPの多くで、データベースを単に IFS に保管しているだけのものが多い。
これではせっかくの iSeries400の堅牢な DB2/400 を生かすことはできず、XXXX for AS/400 では他のシステムと同じようにデータベースが壊れてしまうことがよくある。
iSeries400 を使う理由にはならないしユーザーに真の姿を伝えていない。気をつけたいものである。