HTTPサーバーとWeb開発

17. データ・バインドHTMLとは?

静的な会社案内などのホーム・ページだけではビジネスではもはや時代遅れであり、積極的なビジネス・チャンスの獲得にはあまり功をなさない。自社のデータを公開したり無人での受注入力をサポートしてはじめて効果がある。
またエクストラネットとして自社の営業所や工場、あるいは営業マンをインターネットで結んで即時性のある低コストのネットワークを構築するのも必要であろう。

これらの実現に必須となるのがデータ・バインドなHTMLである。つまり静的なHTMLではなく動的にデータベースをHTML上で扱うことである。 iSeries400 で特に重要となるのは DB2/400データベース をいかにしてHTML 上で扱うかということである。
昨今のHTMLの時流はオープン系といえども データバインドなHTMLの実現が最重要課題となってきている。但し一般書籍で扱われているデータ・バインドHTMLのデータとはたかだか数100件や数千件のデータベースを仮定している。
多くのWebデザイナーや著者はビジネス経験に乏しく、iSeries400のユーザーが日常に普通に扱ってる数十万件のデータがあるとは想像さえできないのである。

従って ODBC や Java による JDBC で平気で莫大なデータペースに接続して入力さえも行うことを推薦する。iSeries400のユーザーでさえ最初は気づかずに JDBC を採用してしまうことさえあるのは彼らに責任の一端を感じてしまう。メーカーでさえ JDBC を薦める現実には問題がある。