他のユーザー(ジョブ)の QTEMP の内容を取得するのは相当、面倒です。かつて WRKNETJOB というコマンドを作成して「6= QTEMP 表示」というオプションを追加したことがあります。これは WRKACTJOB のような活動中のジョブの一覧画面を表示して選択したジョブの QTEMP の情報を取得するというものです。QTEMP の取得の対象となるユーザーのジョブはマルチスレッドまたは割り込み可能ジョブとして実行しておかなければなりません。いずれも場合でも割り込みまたは要求を検知して自分の QTEMP の情報を要求元に返す機能を持っています。つまり、 ・いつでも割り込み要求を受け付けることができる。 ・プロセス間通信によって情報を要求元に送信できる。の2つの機能が必須となります。例えばマルチスレッドであれば他のユーザーからの要求を待機しておくことができますし、割り込み要求で他のユーザーからのシグナルを受信できるよう定義しておくこともできます。WRKNETJOB は当時はマルチスレッドで作成したと記憶していますが、今の技術であれば割り込みとプロセス間通信を組み合わせて作成すると思います。しかし、QINTER 配下の通常のジョブはマルチスレッド=*NO であり割り込み要求も指定されていませんのでこれらの条件を可能にするにはジョブ環境の仕組みについて十分精通しておかれることがご必要です。- ご参考までに他のジョブの QTEMP の中身を参照するための API はありませんが ご質問を受けて任意のジョブのQTEMP情報を取得するコマンドを作ってみようかと 思います。