可能です。HTML ではカーソル位置の検出は不可能に思えますがAutoWeb では INFDS を使ってのカーソル位置を検出してPOPUP などの子プログラムの起動を行うこともできます。また HTML生成後に、そのフィールドをどのような位置にデザインを変更したとしても元のカーソル位置が仮想端末API に渡されます。さらに出力フィールドのカーソル位置の検出を行うこともできます。HTML の場合、カーソルは入力フィールドにしか位置づけることはできませんが、マウスポインターを出力フィールドの位置にセットして、機能キーを押せば、その出力フィールドの行・桁が取得されます。ただしカーソルが位置づけられていたカーソル内での桁位置までの検出はできません。(そのフィールド内のうちの何桁めに位置づけられているかの情報)
Autowebの仕組みが良く理解できていませんが、HTML上でカーソルを動かすと裏でエミュレータ画面が存在していて同時にカーソルが移動しているイメージなのでしょうか。HTMLを変更した場合、画面サイズを超える事もあるでしょうから何らかの形で元のカーソル位置を検出できるような仕組みになっているのですね。ありがとうございました。
AutoWeb の背後にエミュレータ画面は存在していません。従来のように TELNET を起動するのではなく仮想端末API を起動して5250ストリームを直接、入手しています。( TELNET であればフィールドの属性を読み取ることができませんので ユーザーが数字/文字等の妥当性検査を追加する必要があります。)カーソル位置を取得する仕組みは簡単でAutoWeb によって生成された HTML上の入力フィールドの ID はBxxyy (xx=行, yy=桁) というように命名されています。ユーザーがこのフィールドにカーソルをセットするとJavaScript : OnClick によってフィールドの ID がブラウザ上で一時的に保管されます。最後にユーザーが GOボタンや機能キーを押して SUBMIT するとCURSOR=Bxxyy という変数としてサーバー(System i) に送られます。AutoWeb は、この規則に従ってカーソルの行と列を取得して、仮想端末API に伝えます。(仮想端末API への投入は必ず正しいカーソル位置が必要です。)この結果としてユーザーのRPG の INFDS でも正しいカーソル位置を取得することができるようになります。出力フィールドの場合はやや複雑ですが同じような原理です。デモでよく使用する F4キーによるPOPUP表示もカーソル位置を読んでPOPUP 表示しています。