IBM HTTP Server powerd by Apache にネットワークだけの接続でログイン = Basic認証 を実現するのは難しいと思います。Basic認証とは HTTPサーバーがブラウザの要求に対してHTTP/1.1 401 Authorization Requird という応答を返すことによってブラウザがログイン・ダイアログを表示するという仕組みです。ログインを使えば、サイン・オンの代わりとしてそのユーザー・プロフィールで CGI を開始することができ、オブジェクトへのアクセス権限も 5250エミュレータのときと同じユーザー環境で動作させることができるからです。この仕組みのためにはログインしたユーザー・プロフィールによって仮想的なユーザー環境をユーザーAPIによって生成する必要がありますが、残念ながら IBM Apache には、そこまでの機能はないと予想されます。これは HTTP Server powerd by Apache が単に Apache をOS400 に PORTING しただけに過ぎないからです。弊社 HTTP サーバー : Alaska のように、Basic認証によって仮想ユーザー環境を生成しようとすると、HTTPサーバー開発者が相当、OS400 に精通していなければできません。 一般の Apache では独自のパスワード・ファイルを作成することによってBasic認証が可能となります。ご存知のように IBM Apache では *ADMIN の接続であればBasic認証のログイン・ダイアログが表示されます。ご質問を受けて IFS の権限を変更することによってBasic認証させることが可能かどうか実験してみましたがIFS に権限を設定しても、ほとんどが無視されてしまい*EXCLUDE が効いていないことがわかりました。これは不思議であるとともに非常に危険な状態であると思います。ローカル・アクセスでは IFS の機密保護は効果を発揮しますが肝心の Webアクセスでは *EXCLUDE でもアクセスできてしまい、これは Alaska でも同じ現象でした。Alaska では至急に *PUBLIC *EXCLUDE の場合はIFS の権限ユーザーのみのアクセスに制限し、Basic認証を要求するように改訂致します。このようにすればIFSを設定するだけで、任意の静的な IFS をホーム・ページとしてアクセスするだけでログインが使用可能になるからです。IBM Apache に関しては新たな情報がわかればお知らせ致します。
Apacheを*ADMINで接続しにいくとネットワークアドレスを求めてきたので、簡単な設定で可能かと思い質問させていただきました。難しそうなので、ログイン/パスワード画面を設けて対応したいと思います。お忙しい所、ありがとうございました。