「移行」とは、どのような操作を想定しておられるのでしょうか ? CPYF や CPYSRCF ではメンバーそのものの変更日付は 当然、CPYF, CPYSRCF を行ったときの日付/時刻に変更されてしまいます。 ただしソース・メンバー内のレコードの変更日付/時刻は元のソース・メンバーの ままで維持されています。 一方、SAVLIB, SAVOBJ --> RSTLIB, RSTOBJ であってもファイルそのものの 変更日付/時刻は復元されたときの日付/時刻が更新されてしまいます。 ただしメンバーの変更日付/時刻は、元のとおりに維持されます。 このあたりは簡単にテストができますのでお試しください。
また、ソースの保守を検討されるのであれば、このサイトの 「Tools」 にある「CHGOBJSRC」 が参考になります。 コマンド CHGOBJSRC は変更のあったソース・メンバーだけを抽出するコマンドです。 たとえばあるユーザーの現地で開発を行って、帰社するときに 変更のあったソースを抽出することができます。 ソースを二元性に保守することは危険を伴いますが どうしてもというのであれば、CHGOBJSRC のようにできるだけプログラムなどによって 人的判断が加わらないようにして検索する手段を採る必要があると思われます。
少し余談になりますが弊社では累積PTF を作成するのには プログラムによって日付を指定して、その日付以降に変更のあったオブジェクトを 機械的に抽出するようにしています。 人的判断が加わらないようにしておかないと、人手による操作ではどうしても 漏れやミスがつきものになってしまうからです。
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